今回はオメガ3脂肪酸を含みダイエットや美肌、アトピーやアレルギー、さらには動脈硬化などの予防に効果がある亜麻仁油(亜麻仁オイル・Flexseed oil)について紹介します。亜麻仁油のようなオメガ3を含む脂肪は体の炎症を抑え、アトピーの炎症の症状にも体の中から効いてくれるので、私もここ数ヶ月飲み続けています。
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亜麻仁油などオメガ3系脂肪酸はアトピー改善、動脈硬化の予防、ダイエットに効果あり。
これまで他の記事でアトピーやアレルギー・花粉症は腸内環境が悪くなり、炎症がおきたり、免疫が落ちた結果、体の外側に出てくる炎症反応と説明してきました。オメガ3系脂肪酸を多く含む、亜麻仁油などは炎症を抑え、アレルギー性疾患を改善し、脳細胞を活性化したり、血液をさらさらにすることで、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの予防に効果があるとされています。
近年注目を浴びる油の種類について
最近、海外や国内でも健康志向の人に注目されているのが、 「オメガ3系脂肪酸」と「オメガ6系脂肪酸」 です。油には「炎症」を予防する油と促進する油があり、オメガ3系脂肪酸は炎症を抑える働きがあり、オメガ6系脂肪酸は炎症を促進する働きがあります。
オメガ3系脂肪酸
- 亜麻仁油・エゴマ油・シソ油・魚油などEPAやDHAをたくさん含んでいる
- 血液をさらさらにまた細胞を柔らかくする。
オメガ6系脂肪酸
- ベニバナ油・コーン油・大豆油など現代の食生活には欠かせない揚げ物や炒め物に使われる。
- 体にとっては必須の脂肪酸ですが、今日の生活ではオメガ6系の油を摂取しすぎとなっている。
オメガ3系もオメガ6系も人体で作り出すことはできず、食べ物から摂取しないといけません。特に最近では日本人の食生活が欧米化され、昔から多く食べていた魚を食べなくなりオメガ3の摂取量が少なくなってきており、筋梗塞などの病気も増えています。
オメガ3脂肪酸の効果と体に良い理由
体の炎症を抑えアトピーやアレルギー緩和
オメガ3系の脂肪酸をとるとアトピーやアレルギーが改善し、細胞の活性化、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの予防に効果があるとされています。
オメガ3系の脂肪酸は本来人間に備わっている炎症を抑制するシステムに働きかけ、活性化してくれます。これが炎症を抑制する働きです。オメガ3系脂肪酸の中で代表的な脂肪酸には「α-リノレン酸」があり、α-リノレン酸は、人の体内でつくることができない、必須脂肪酸のひとつですが、α-リノレン酸を摂取することにより、過剰な炎症を防いでアトピーやアレルギーの症状を緩和することができます。
血液がさらさらになり動脈硬化・脳梗塞予防
また、オメガ3系の脂肪酸をとると体の細胞がしなやかで柔軟な細胞となり、細い血管にも血流が行き届くので体のすみずみまで栄養を届けることができます。逆に細胞が硬いと血流が悪くなりいろいろな病気の原因となることがわかっています。動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの予防に効果があるとされている理由です。
美肌・アンチエイジング
オメガ3脂肪酸が欠乏することにより、肌の調子が悪くなって炎症が起きやすい状態になります。そのため、亜麻仁油などを積極的に摂取することで肌荒れの予防や炎症を抑えることができます。上にも述べたように、身体を構成する細胞が柔らかく、しなやかになることで、肌を健康的に維持し、アンチエイジング効果が期待できます。
ダイエット効果
最後に、オメガ3系脂肪酸は、血液中の中性脂肪の増加を抑え、血圧を下げる効果もあり、メタボを気にする人やダイエットをしている人には最適な油となります。
いろいろな良い効果があるので、亜麻仁油などオメガ3脂肪酸を含む油は積極的に食べたいですが、次はおすすめの食べ方を紹介します!
亜麻仁油の食べ方とおすすめ
2週間で体内の細胞は変わると言われており、2週間は亜麻仁油を食べたり飲んでみましょう。
亜麻仁油は匂いや癖がないので、使いやすい
#亜麻仁油 を豆乳コーヒーに。少し浮いてますが。#アトピー#アトピー改善#オメガ3系脂肪酸#グルテンフリー#カゼインフリー #アレルギー#ラクトスフリー#ラクトースフリー pic.twitter.com/8teqvP9mNN
— MK1🌾グルテンフリー/アトピー克服 (@mk1_tokyo) 2019年7月19日
亜麻仁油はあまり味や匂いがなく、飲み心地も悪くありません。私のオススメの食べ方としては:
- 朝、スプーン人さじをそのまま飲む。
- コーヒーや豆乳に1さじ混ぜて飲む
- サラダのドレッシング用のオイルとしてバルサミコやお酢と混ぜシーソルトなどで味付け
乳製品に問題がない人であればヨーグルトやスムージーに混ぜて飲むのが良いと思いますが、カゼインフリーの生活をしているため、基本は豆乳にしか混ぜていません。特にサラダは市販のドレッシングは使っていないので、ベースのオイルをオリーブオイルから亜麻仁油に変えています。
これ以外にも、他にもおひたしにかけたり、納豆にかけたりといった食べ方もあります。
熱に弱いので熱するのはNG
亜麻仁油の脂質には「α-リノレン酸」という物質が含まれていますが、α-リノレン酸はとても酸化しやすいという性質があります。酸化した脂質は消化器官や血液の流れに悪影響を及ぼす物質となります。「α-リノレン酸」自体は血液を血液をスムーズにし、病気の予防に効果がありますが、熱して酸化することで反対に悪影響を及ぼす物質に変化しますので、要注意です。
亜麻仁油は酸化を避けるため、熱や光が当たる環境にはおかずに、冷蔵庫等で保存、開封したら早めに飲みきるのがおすすめです。もちろん、亜麻仁油を焼く・炒める・揚げるなどの熱を加える調理には使用するのはNGです。
オメガ3系とオメガ6系の油は摂取する比率が大事
積極的に日々の生活でオメガ3系脂肪酸を含む商品や亜麻仁油自体を食べるのが体に良いです。ただ、油は量を多くとれば良いというわけではなく、1:1の比率で摂るのが理想とされています。また、気をつけたいのはオメガ3系の油を多くとれば良いと言うわけでないことです。
病気や病などの体の異変は「炎症」と言う形で現れます、なので体は炎症を早く促進して、同時にそれがひと段落すると炎症を抑えるという二つの働きがあるので、比率は「1:1」が理想で、どちらから多くなりすぎるようなバランスはよくないことが研究でわかっています。日本脂質栄養学会によると日本人の現状はおよそ5:1という比率で、オメガ6がだいぶ多くなっています。
以上のようなことから、オメガ6系の油は通常の食生活で気にしなくても取りすぎるくらい摂取することのできるので、オメガ3系の油を積極的に摂る必要があります。
おすすめの亜麻仁油は
このアメリカ原産の亜麻仁油は有機JASの認定を取得しており、楽天などでも人気がありリピート率の高い亜麻仁油です。私は気になりませんが、すこしだけクセがあります。
まずはお試しにという人には成城石井でも購入できるカナダ産の亜麻仁油は味や匂いが全くないので、コーヒーやヨーグルトなどに混ぜても全く違和感がなく、そのままでも飲めるのでおすすめです。
体内からアレルギーやアトピー改善、動脈硬化の予防、ダイエットを。
いかがでしたでしょうか。世の中にはサプリメントや薬も大量に出ていますが、日々の食事に少し加えたり、工夫することで病気の予防やダイエット、アンチエイジングなど効果がある食べものがたくさんあります。
特にこのブログで中心にまとめているアトピーやアレルギーは体の腸内環境の悪化や免疫力低下による「炎症」が体の外に現れたもので、ステロイドなどの対処療法ではなく、食生活の改善で体内から治すものだと、自分の30年間のアトピーを改善した経験からも信じています。ぜひ、気になった人はオメガ3系脂肪酸を含む亜麻仁油などを日々の食生活に取り入れてみてはどうでしょうか!