アトピー性皮膚炎に必要な保湿はヘパリン類似物質(ヒルドイド・ビーソフテン)

今回はアトピー性皮膚炎の改善とメンテナンスに必要な保湿剤についてまとめたいと思います。アトピーの症状の重さは人それぞれですが、保湿については一様に重要なメンテナンスです。

これまでこのブログで記事にまとめたようにアトピー最大の原因は、日本人に合わない食事や現代の化学添加物、不規則な生活習慣など、内臓疾患で免疫力の低下に伴うものです。




 私自身の体験からもグルテンフリー・カゼインフリー・ラクトスフリーの食生活にするとアトピーは確実に改善することがわかりました。 

ただ、基本的にアトピーになる人は肌が乾燥しがちで、部位に炎症が起きると、そこはセラミドが不足してさらに乾燥します。乾燥するとさらに痒みが増えるので、改善したアトピーのメンテナンスとして常に肌を保湿することは重要です。

私もヘパリン類似物質の「ヒルドイドローション」もしくは「ビーソフテン」を10年以上使用しており、アトピーはいまほとんど完治していますので、どの保湿剤がおすすめで、どのように使っていくか紹介したいと思います。

アトピーは保湿剤では治りません。食事を改善することや運動・睡眠をただしく取ることがまずは第一です。

アトピー改善の保湿剤はヒルドイド・ビーソフテン




もっとも保湿効果が高いヘパリン類似物質

今現在、皮膚科でアトピー性皮膚炎の患者さんにもっとも処方されている「ヘパリン類似物質」の保湿剤です。もし保湿剤で悩んでいる場合は今すぐ皮膚科でヒルドイドかビーソフテンを処方してもらいましょう。

ヘパリン類似物質は、乾燥肌治療成分として、50年以上使われてきた成分で、体内にある「へパリン」という物質と似た成分を持ち、「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の3つの働きがあり、乾燥肌に優れた効果があります。肌の内側から新陳代謝をうながすため、乾燥荒れ肌を改善する成分です。

普通の保湿クリーム(ワセリンや尿素クリーム)とは違い、「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の3つがあるため、より保湿効果が高くアトピー性皮膚炎の乾燥肌には角層内の水分を引きつけてうるおいを保つ力が強いとされています。

以下に世間一般で入手できる保湿剤の種類を載せますが、 一番保湿効果が高いのは肌の内側に直接働きかけるヘパリン類似物質です。  もし、市販で代替クリームを購入されているようであれば、病院に行き、ヘパリン類似物質を処方してもらうのがコスト的にも一番です。

ヒルドイドの価格は手頃、必ず皮膚科で処方を受ける

以下のように2019年7月時点ではヒルドイドローションは1gで22.2円となっています。通常処方されることの多い50gのヒルドイドローションであれば1本で1,110円ということになります。通常の所得の人であれば3割負担となりますので、333円の負担となります。

市販で手に入る小林製薬のアットノン EXの場合だと15gで1178円ですので、50gにすると3500円以上します。アトピーの症状がある場合はちゃんと皮膚科でヒルドイドやビーソフテンを処方してもらうのが良いです。

すでにアトピーが改善して皮膚科にかかる必要がない人は以下のようなアットノンやNALCのヘパリン類似物質のクリームやローションが市販でも人気の高い商品です。私も出張時でクリームを忘れた時には薬局等で購入しています。

ヒルドイドと成分が近いヘパリン類似物質

NALCは市販で人気のヘパリン類似物質

主な保湿剤の種類一覧

市販でも入手することのできる保湿剤には以下のようなものがあります。

ワセリン

皮膚の表面に油膜を作り、角質層の水分蒸発を防ぎます。(白色ワセリンなど)油でコーティングをするので水分蒸発は防ぐことができますが、ベタベタするのが難点です。

アトピー保湿

市販でもっとも手に入りやすいワセリン

セラミド

角質層で天然保湿因子として働き、保湿能力が回復、細胞間脂質をサポートしてくれる働きがあります。化粧品で使われるクリームに配合されています。



ヒアルロン酸

保湿力に富む。化粧品等で使われており角質層で水分を保持。化粧品が浸透できるのは、肌の最も外側である角層までですので、肌自体のヒアルロン酸が本来働いている真皮層までは届きませんが、角層をうるおいで満たします。

ヘパリン類似物質

細胞に働きかけて、乾燥肌荒れを内側から直します。病院で処方されるものはヒルドイド・ビーソフテンなど。アトピーや皮膚疾患がない人に向けては市販のヘパリン類似物質のクリームもあります。

ヒルドイドを美容利用で使用する人が増え問題に

直接肌荒れに働きかけ保湿を行うため、保湿効果が高く、病院で安価に処方できることから、美容目的で使用する人が増えました。「ヒルドイド」の美容利用は、医療費の増加につながるとして2017年に議論となり、厚生労働省が保険適用の除外や処方制限などの規制を検討する事態にまで発展してしまいました。患者や学会の反対もあり、規制は見送られたように、人気のある保湿剤です。

アトピーを改善した方法と保湿剤の使い方

現在のアトピーの状態

他の記事でも紹介しているように、食事制限と日々のメンテナンスでアトピーは殆ど完治しています。また現在は3ヶ月に1回程度皮膚科に行き、ヘパリン類似物質の「ヒルドイド」を冬に、夏はよろサラサラした塗りご心地の「ビーソフテン」を処方してもらい使用しています。

特にアトピーで炎症ができたあとは、掻いて乾燥して、また痒みが強くなる・・・という経験は誰もがあるかと思います。特に冬場の乾燥には必要なクリームです。

ヒルドイドとビーソフテンの使い方





基本的な使い方はお風呂やシャワーを浴びた後です。冬は乾燥するため、顔から全身に塗っています。また、朝起きた後に、洗顔をした後も保湿を行っています。

冬は乾燥が強いため、「ヒルドイドローション」、夏場はベタつかないように「ビーソフテン」を使用しています。もちろん、強い炎症が出てきた際にはステロイドを使ってその上からローションで保湿するのがオススメです。ヘパリン類似物質のみで炎症は治りません。

ある程度炎症が治ったらヒルドイドローションで保湿を行い乾燥して痒みが出ないようにメンテナンスします。

お風呂やシャワーは肌を乾燥させないように

お風呂で体を温めて、保湿剤を塗ることで水分を肌に閉じ込めて置けるような気になりますが、日常生活で最も注意したいのは、アトピーの人にとって入浴の仕方は非常に大切です。シャワーを浴びたり、お湯につかったりすると、肌が潤っているような気分になりますが、41-42℃以上の熱いお湯につかってしまうと、肌から皮脂がうばわれ、乾燥しやすくなるので要注意です。

また肌を洗うときには、ナイロン製のタオルなどにせっけんを付けて、ゴシゴシこすったりするのもNGです。ただでさえ、アトピーで肌に皮脂がないのに、せっけんでゴシゴシすると大切なバリアとなる皮脂を全部洗い落としてしまいます・・・

夏場に脂っこくなった膝裏や脇などはせっけんを使用して手で洗うのはよいと思いますが、石鹸自体使う必要がなく、お湯だけで十分に汚れは落ちますので、気をつけましょう

食生活改善と保湿剤を使いアトピー改善・完治へ

確実に言えるのは、アトピーは保湿剤では治らないので、あくまで正しい食事制限と生活習慣の改善でアトピーは内側から治さないといけないということです。

いくつかの病院のブログではアトピーの原因として外的要因(ダニや埃)なども指摘されていますが、そこからアトピーになることは殆どないのではと実体験から思っています。

それよりも、化学添加物が山盛りのコンビニ弁当や糖質が満載のジュースを飲んでいる、カゼイン・ラクトース(乳糖)が含まれた本来日本人には合わない牛乳をたくさんのんでいる、睡眠不足などの内的要因が主な原因になっているはずです。

このブログの最初に記事にした、 30年間のアトピーを直したシンプルな3つの方法 について以下にリンクを貼りますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。

アトピー性皮膚炎と必ず改善・完治するシンプルな3つの方法

30年間のアトピー性皮膚炎を完治した 「たった3つの生活習慣」

2019.06.20

また、アトピーは免疫力が低下した内臓疾患で、それを改善することがアトピーの炎症を直す一番の方法だと思っていますが、そのためには以下の食生活改善が必要ですので、それぞれについてのブログもぜひ読んで見てください。アトピーや花粉症・アレルギーまでかならず改善することのできる方法が見つかると思います。

  • グルテンフリー
  • カゼインフリー・ラクトースフリー
  • 脱コンビニ
  • 糖質制限

アトピーが必ず改善する食生活:牛乳をやめてラクトスフリーに

2019.07.05

アトピーを必ず改善する食生活はグルテンフリー。始めたきっかけと2年間の効果。

2019.06.28

アトピーが必ず改善する食生活:脱コンビニで免疫力をアップ

2019.07.05