30年間のアトピー性皮膚炎を完治した 「たった3つの生活習慣」

今回はアトピー性皮膚炎の改善について、30年間罹っていたアトピーを完治した生活習慣についてシンプルなたった3つの実践内容をまとめて行きたいと思います。


私は小学校低学年時より、物心がついたときからアトピーを持っていました。全身に広がるようではありませんでしたが、首、膝裏、肘、脇の周りなどのいわゆる主要な部分には炎症が起きていました。特に中学校の思春期では、顔や首に炎症があることが、嫌で長袖やセーターなどで隠したりしたりとあまりよい記憶がありませんでした。

 アトピーは食事・運動・睡眠で体の免疫力をあげることで必ず改善します! 

 

30年間のアトピー性皮膚炎を完治した3つの生活習慣

アトピーは外見に現れる免疫疾患で、そのほとんどの原因が内臓や体の内部の免疫力低下にあります。アトピーを治すということは、体の免疫力をあげるということで、免疫力があがれば必然と改善します。免疫力をあげるには難しい食事制限や激しい運動など必要ありません。シンプルな規則正しい生活と昔ながらの食生活を行うだけです。

食事・食生活

  1. 脱コンビニ・ファストフード
  2. 糖質制限
  3. グルテンフリー
  4. ラクトース(ラクトスフリー)

運動をする

  1. 筋力トレーニング
  2. 有酸素運動

質の高い睡眠

  1. 早寝・早起き
  2. 最初の2時間のノンレム睡眠で成長ホルモンを放出

現在のアトピーと過去の疾患歴

アトピー性皮膚炎の経緯

  • 10代・・・膝や腕に症状が現れ、乾燥やかゆみが出てくる。部活もしていたこともあり、重症化はしていなかったが、痒かったり、ひどい部位は長袖で隠したりしていた。
  • 20代・・・大学時代後半から運動をしなくなる。そして社会人2 – 3年目で全く運動がなくなり、仕事も忙しくなり、ストレスも増え、飲み会なども重なり、症状が悪化。常にストロイドと飲み薬を飲んでいる状況。症状は改善されず、10代のころよりひどくなる。24歳からヨーロッパに住み始め、アトピーが消失。治ったと勘違い。27歳くらいからジムに通い始める。
  • 30代前半・・・30代前半で日本に帰国。タバコ、美味しい日本食、飲み会の日々が続き、日頃の不摂生が祟り、体重も増加。治っていたアトピーも再発。なんとかしたいと思い、まずは33歳の時にタバコをやめる。さらに週に2−3回ジムにに通うようになる。3ヶ月くらいから体調がよくなってくることに気づく。
  • 30代後半・・・完治を目指して食事にも気を使うようになる。コンビニに行かなくなり、ジュースなどを止める。この頃から牛乳をやめてラクトスフリー、パンやパスタもやめてグルテンフリーに。アトピーが劇的に改善し、ほとんど完治となる。

20代の一時期はヨーロッパに住んでいて、その時は牛乳を摂っていなかったため、アトピーは治癒していました。ただ、その後30代前半で日本に帰国してからはアトピーを再発しました。

現在は、自分のアトピーとの付き合い方もわかってきて、完治に近い状態です。今ではほとんどステロイド剤は使っておらず、時々ストレスがたまったり生活が乱れた際にできる炎症を消すくらいの使用になっています。 30年付き合っているアトピーについて、根本的な治療方法は食事・運動・睡眠の3つが重要と実体験からわかるようになりました。 

現在のアトピー症状はほとんど完治

2018年現在の腕の症状。昔の痕は残っていますが、ほとんどわかりません。

昔よく掻いていて、かさぶたになり、その痕が残っているところはありますが・・・アトピーを経験した人でないとわからないレベルになっているかと思います。




それでは30代からアトピーが改善するための食事・運動・睡眠についてまとめてみたいと思います。

1. アトピー改善には食事を変える(脱コンビニ・脱ファストフード)

これは私のブログの中で繰り返し述べていますが、何よりも大事で、ストロイドなどの外用薬に頼るよりも一番早く改善する方法です。食生活の見直しには大きく4つあります。

  1. 脱コンビニ・ファストフード
  2. 糖質制限
  3. グルテンフリー
  4. ラクトース(ラクトス)フリー

2−4についてはこのブログの他のページで説明していますので、そちらを見てくだいさい。まずすぐに始めることができるのは

 コンビニ弁当、スーパーの惣菜、ファストフード、菓子パン、ジュース、お菓子、は今すぐやめることです。 

コンビニ弁当や菓子パンをやめて免疫力をアップ

現在はいろいろな食事が24時間可能で、お惣菜や弁当、パンはいつでも買える時代になりました。しかし、便利になる反面、コンビニで購入できるものには糖質がたっぷり含まれて、保存を長くするため化学物質や添加物が山盛りの商品ばかりです。

このような現代の新しい不自然な化学物質と糖質は、人間の持つ免疫力を低下させ花粉症やアトピーなどの内臓からくる疾患を増やしています。可能であればお弁当を自分で作る、またはオーガニックな野菜や食事を取るようにしましょう。

コンビニ弁当ではなく安心できるお弁当屋さんや総菜屋・飲食店で料理を食べるのがよいです。ファストフード店やチェーンのレストランなどには立ち入らないようにしましょう。

まずは、一週間、コンビニでの食事をやめてみてください。とにかく胃腸の調子が変わってきたこを実感できます。アトピーに悪いもの・物質など下記には主なものを記しますが、とにかくたくさんあります。

コンビニで買える食事の危険性については詳しく以下の記事にまとめています。

アトピーが必ず改善する食生活:脱コンビニで免疫力をアップ

2019.07.05

ここでは少しだけ、コンビニ弁当やお惣菜、菓子パンに入っている危険な物質について取り上げます。

トランス脂肪酸

最近よく取り上げられているトランス脂肪酸ですが、ゴキブリやアリも近づかないとされています。トランス脂肪酸は、水素添加した植物油を扱う過程で人工的に生成される副産物。トランス脂肪酸は、悪玉コレステロール、動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピーなどへの悪影響が報告されています。

なんと、米国では禁止とされている物質です。含まれているのはマーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、クリームなど。日本では便利さを追求するあまり、規制が立ち遅れており、自分自身で身を守る必要があります、このような理由から私はコンビニのパンや弁当は買っていません。

添加物の王様 – Ph調整剤

こちらも最近取り上げられるようになったph調整剤。以前はお弁当には防腐剤、保存料を使っていました。これらは菌の繁殖を抑えるので効果的で、2000年代からコンビニ業界がph調整剤を重宝するようになりました。難しいことはさておき、これは何かというと、pH(酸性かアルカリ性を示す数値)を調整する食品添加物で、食物も酸性にすることで、菌が繁殖しにくくなり長持ちするようになります。

これは食べた人にまで健康保持に不可欠な腸内細菌の善玉菌まで殺しかねない可能性があり、特にph調整剤に入っているリン酸塩の過剰摂取は、ヒトの腸管から血液中にカルシウムが吸収されるのを妨ぎ、イライラや神経過敏を引き起こすといわれています。ミネラルや亜鉛が不足することになるので、健康な皮膚の生成を司ることができません。

上記3つ以外にもいろいろな添加物があります。

イーストフード

13品目から人工的に作られたイーストのエサです。その中に含まれる塩化アンモニウムは毒性が強く、大量に食べると吐き気や嘔吐などを起こす。

臭素酸カリウム

小麦粉改良剤として使用される添加物です。ラット腎臓における発癌性が確認されています。使用が禁止されている国もあり。

ソルビン酸

不飽和脂肪酸に静菌作用があり、保存料として使用されます。発癌性の恐れがあり。

これらは弁当の保存を長くするとか、食中毒を防ぐとかに役立っているはいるのですが、特に色々な外的要因や内的要因に敏感なアトピーの方はかならず避けるべきです。

コンビニやファストフードの危険性がわかって、食事に興味が出てきたら、糖質制限やグルテンフリー、ラクトスフリーを検討してみてください。さらに腸内環境が整い、免疫力がアップし、よりアトピーやアレルギー、花粉症に強い体になります。このグルテンフリーについては以下の記事でまとめています。

アトピーが必ず改善する食生活:牛乳をやめてラクトスフリーに

2019.07.05

アトピーを必ず改善する食生活はグルテンフリー。始めたきっかけと2年間の効果。

2019.06.28




2. アトピー改善には運動が必要

汗をかくと血行がよくなりアトピーが痒くなる。と思われるかたも多いかもしれません。私もアトピーがひどかった時期は全く運動をしていない時期でした。

汗には本来、体温の調節や皮膚の保湿、抗菌などの作用がありますが、アトピー性皮膚炎を持っている人は汗が出にくい(発汗障害)という症状を抱える方が多く、善玉の力がうまく働かないために、皮膚のバリア機能が低下したり身体に熱がこもったりして、症状やかゆみを悪化させる原因になっているようです。

汗をかくことは、善玉の力が十分に発揮されるということで、症状の改善も期待できます。もちろん激しい有酸素運動や筋トレをする必要はなく、まずは30分のウォーキングなどから開始してみてはいかがでしょうか。

私は現在週に2-3回ジムに通っており、以下のようなメニューをこなしています。

有酸素運動

トレッドミルやバイクで負荷をかけずに疲れない程度に汗ばむ程度のウォーキングを30分くらい。一生懸命走ってカロリーを消費するのではなく、あくまで体全体の血行をよくするためです。学生時代が終わり、20代のうちは私はジムに通っておらず、運動不足の日々が続いており、この期間はいつもステロイドに頼っていました。

また、いきなり運動をすると普段しないため、すぐに全身に蕁麻疹が出てくるという症状に悩まされました。最初のうちは逆に痒くなったりするかもしれませんが、2週間も続けていくと正常な発汗と血流になっていくことがわかります。有酸素の後にシャワーをきちんと浴びて保湿をしましょう。

筋トレ

基礎代謝で免疫力をアップ

筋肉量を増やして基礎代謝をあげる。一見、アトピーとは関係ないように思われますが、筋力があがり、基礎代謝も上がると体温も上がります。アトピーの方々の体温は36.5℃以上ある方は珍しく、低い人では35℃前半という統計があります。

健康的な人の平熱は36.5℃~37.1℃と言われており、体温が低いと免疫力が低くなるのです。反対に体温が1℃上がると、免疫力は5倍~6倍高くなるそうで、すぐに効果は見られませんが、上の有酸素と合わせると後々効果があります。

筋トレで成長ホルモン(若返りホルモン)を放出

アトピーや肌を修復するのに役立つ成長ホルモンは別名、若返りホルモンとも呼ばれています。このホルモンは歳を取ると共に分泌量がさがってきますが、筋肉は何歳になっても鍛えることで成長を続けます。

周りに50歳すぎても筋トレをしている人を見かけませんか?そのような人は肌も艶やかで非常に若々しいのがわかります。それは筋肉を鍛えることで筋繊維が壊され、新しく大きな筋肉ができるという成長ホルモンが多く分泌されているためです。

成長ホルモンが盛んに出るということは前述したように、睡眠時にアトピーも修復されるということ。大会にでるようなハードコアな筋トレは必要無いですが、無理の無い範囲で継続的な筋トレは必ずアトピーの改善に役立ちます。

サウナ

これも、体が芯から温まり、皮膚の血行もよくなるので重要です。上にある基礎代謝の改善と体温をあげることで、体全体の免疫力をあげます。体に水分を与えることで乾燥も防げます。特に冬場はサウナを積極的に使って基礎代謝をあげましょう。そうすると冬場でもダウンジャケットの下は半袖で過ごせるような体になれば、必ずアトピーは改善しているはずです。

上にあげた運動はとても重要で、一見遠回りに思えますが、ぜひチャレンジしてみてください。もちろん、汗をかいてそのままにしておくのはアトピーによくありませんので、必ずシャワーを浴びて保湿剤で保湿するようにしましょう。

乾燥はよくないので、私は近所の皮膚科で処方を受けている、ヒルロイドローション(ピンク)とビーソフテン(青・・夏のみに使用)は常にカバンの中に入れて、愛用しています。内的要因が多い、アトピーですが、乾燥をすると流行り痒くなりますので、カバンの中には常に入れるようにしましょう。

3. アトピーの改善には十分な睡眠をとる

これはすごく大事です。睡眠時間が減ると特に成長ホルモンがでないので、次の日、寝不足で気分が悪い以上に肌の調子が悪くなることはありませんか?ステロイドを塗っても睡眠時間が3−4時間だと次の日に全く治っていないという経験はないでしょうか?

睡眠時の成長ホルモンはアトピーを修復

人間は入眠してから2時間をピークに成長ホルモンが最大分泌され肉体の細胞の修復作業が行われます。上記に述べたように、アトピーや肌の修復にはこの「成長ホルモン」が非常に大事です。ですので、時間をかけて、質の高い睡眠を取るようにしましょう。夜更かしや夕食を食べてすぐ寝たりするのはアトピーには禁忌です。

睡眠の質が高いと深いノンレム睡眠が発生し、成長ホルモンがより分泌されます。日本人は世界の中でも睡眠時間が短いと言われており、少しでも睡眠の質を高めるように心掛けてください。

質の高い睡眠が大事。

睡眠の質を高めるためには寝る前に明るい光を見ないだとか、熱めの温度で入浴しないとういうことが必要です。睡眠の前はリラックスの神経(副交感神経)を優位にしておいた方が眠りに入りやすいです。そのため、興奮の神経(交感神経)を働かせるような習慣は控えた方が睡眠の質を上げやすいです。就寝の1時間前はできる限り読書や音楽を聞いたりする時間に当てたいですね。

特に私は、ステロイドを塗る必要がある時と飲み薬を飲む時には8時間くらいゆっくり寝るようにしています、そうするともちろん次の日には炎症は治っています。私はアトピーが改善後も睡眠不足になると部分的な炎症がでるようなので、毎日10:45には布団に入り、翌朝は6:00起床の生活を心がけています。

また、疲れたと思った時にはビタミン剤(ビタミンC、ビタミンBが多く含まれるもの)を摂取して寝ることで次の日の皮膚コンディションを整えることに役立つのでおすすめです。

まとめ:アトピーを改善するたった3つの生活習慣と方法

いかがでしたでしょうか。もちろん、日々のお仕事などで、健康的な生活をとにかく維持するのは難しいかもしれません。しかし、上記の運動と食事の改善、良い睡眠はぜひ試してみてください。

運動による血行改善、食事による添加物を避けること、また腸内改善、良い睡眠による成長ホルモンの生成など、基本すぎると思われるかもしれませんが、実践することはなかなか難しいものです。ぜひ、みなさまのアトピー改善へのアドバイスになればと思います。